二百十番 公衆電話

二百十番は大阪府■■市■区■■■丁目■川■■■公園 公衆番号■■■■■番の公衆電話で  
■月■日深夜■時■■分から■時■■分まで、約三分間現れる。平均的な人間の女性と
見られるそれは発生から消滅までの約三分間公衆電話内で俯いた状態で立っています。
それは非常におとなしく近づいたり、写真撮影、映像記録を行っても害はありません。
しかし、何者かが公衆電話の扉を開く、顔を覗く等の行為を行うと支離滅裂な事を呟き
叫びはじめ消滅します。消滅からおよそ二分後、■■■公園にいる市民付近に再度出現
します。それと遭遇した人間は、強烈な恐怖から緊張から卒倒し、場合によっては死亡します。

記録
近隣の住人からの通報がされ、七名の男女が緊急搬送
される。その一時間後に女性二名が死亡する。その場にいた男性の証言から、府警は"怪"
によるものと判断。調査要請がされる。-平成■■年■月■日

調査班の結成。-平成■■年■月■■日

班により四十七日間の調査を行うも、手がかりは無し。平成■■年■■月■■日
怪十二番が行った"洗浄"により担当班の五名全員が死亡する。-平成■■年■■月■■日

調査が保留される。-平成■■年■■月■■日

三名の高校生男女が付近で倒れている所を発見される。証言により発生日時を特定。       
再度、調査班を結成。-平成■■年■月■■日

本件の怪を二百十番とし、対策案が提出される。-平成■■年■■月■■日

対策案が受理される。-令和■年■月■■日

調査班による対策
"地縛霊"と呼ばれる怪に見られる特徴を持つ典型的な例である、よって対象の周辺地域を封鎖することで被害を防止する。
電話ボックスを撤去しても出現する為、発生場所に対象物を覆い隠すように倉庫を設置し、
施錠を行う。また、■月■日における■■■公園の閉鎖を行い被害の拡大を防ぐ。
二百十番に関する情報がSNSやブログなどに現れた場合、見つけ次第削除を行うこと。

■■調査部長による見解
非常に違和感のある怪である。特定の場所や、時間に現れる怪は人間が死亡した際、強い恨みや想いによって生まれてしまう所謂"地縛霊"と呼ばれるものが多い
そういった怪の特徴は、1.対象に関連する物や場所を何者かが排除しようとする時、その者を攻撃対象とする。2.死亡直後、または直前の状態で現れる。
3.怪に対して見る、写真を撮る、声を聞くなど係りを持った者を攻撃する。以上の3点を持つ。
しかしこの怪には、対象物の撤去や、写真を撮ったり見ても反応が無い。さらに、怪の服装から比較的新しい年代のものである
と見られるにもかかわらず、過去の事件や事故から、関連する女性の情報が見つからない。また攻撃対象が公園全体にいる市民というのも甚だ疑問が残る。
よって単なる"地縛霊"としての対処を行えば、新たな被害を生む可能性がある。
現状この怪に関する情報が少ない為、調査班による対応案を実施し続ける他ないが、更なる調査を求む。-平成■■年■月■日